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“I am Queer and Feminist” Message Tee
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“I am Queer and Feminist” Tee
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この若干主張強めのティーシャツは、他の商品に比べるとあまり人気ないのですが。
私は、勉強不足ではあるけれども、アメリカに長い間住んでいた経験から、自然に人権問題に取り組む人々やその歴史に触れる機会は、凡人の中では多かった方かもしれない。
アフリカ系アメリカ人の公民権運動と女性解放/フェミニズムの運動は、アメリカで起こった人権運動の中でも特に大きな出来事で、今もなおたくさんの人々が戦いの中にいる。特にニューヨークでアートに興味を持てば、この2つのテーマを避けて美術を鑑賞することは不可能に近いと思う。現在のLGBTQをとりまく運動も、根底に流れている思想は他の人権運動と同じだなと気づいたときに、このメッセージTシャツを思いついた。
「私は、クィアであり、(同時に)フェミニストです」というこの矛盾しない2つのメッセージは、そのままの意味であると伴に、自分自身がマイノリティーであることの表明と、マイノリティーに寄り添い、また一緒に戦った人々へ対してのリスペクトの意味でもある。もちろん逆に言えば、「ゲイで白人至上主義で男尊女卑の女性」というのも、存在しないとは言えないと思うけど。
このTシャツを作った2018年の7月、奇しくも自民党の杉田水脈の「生産性」発言が大きく批判された。基本的に批判はされたのだが、LGBTQのコミュ二ティの中で意見はゆるくグラデーションを描いてバラついているように見えた。それは、怒りをパワーの源に、彼女を激しく糾弾し辞任を求めるラディカルな主張の人から、それを見て暴力的な表現では物事は変わらないと考える「超平和主義(といえばいいのか)」の人々というグラデーションだった。今回のケースでは私はどちらかというと前者に近い気持ちだったけど、同時に思い出したのは、帰国してすぐ「安倍政権に反対するデモ」に参加した時だった。「安倍、死ね!」と血文字のようなデザインで書かれたプラカードを持ってる団体を見た時は、怒りの炎でタタリ神になってしまった乙事主(もののけ姫より)をみているようで恐ろしく、側道の人々からの共感を全く得られないデモというのも、なんか無意味だなと思った。
もうひとつ深刻だなと思ったのは、自民党の考えを支援するの保守派LGBTQが存在するという事だった。同じような時期に、映像作家の女性とフェミニズムの話しになった時に「女性の敵は、女性なんだよね」という発言がそのまま「LGBTQの敵は、LGBTQなんだよね」でもある事にも気づいた。
と戯言を並べてみましたが、こんなTシャツなんかで問題はひとつも解決しませんので、是非ものすごい軽い気持ちでこのTシャツを着て欲しいなと思う。自分には関係無いからよく分からない、とか政治的発言はしない主義とか、いろいろあると思いますけど、何が書いてるのかよく分かってないくらいのノリで、着てくれたら嬉しいです。